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浮気と不倫の違いとは?慰謝料請求の条件や注意点を解説!

浮気と不倫はどちらもパートナーを裏切り深く傷つけてしまう行為ですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。この記事では、浮気と不倫の違いや男女別の浮気の原因、不倫の予防法について解説していきます。また、パートナーの不倫が判明した場合の対処法や慰謝料請求についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

不倫と浮気の違いは何?

不倫と浮気について、法的な区分や明確な定義は定められていません。

ただ、一般的にはパートナー以外の異性に好意を持ち接触することを「浮気」、性的な関係を持つことを「不倫」と呼びます。

より厳密な違いとしては、以下の3つが挙げられます。

既婚者かどうか

不倫と浮気を区別するポイントとして、「パートナーと婚姻関係にあるか」という点が挙げられます。

一般的に、不倫という言葉は既婚者に対して使われることが多く、不倫による慰謝料請求ができるのも既婚者だけです。

配偶者ではないパートナーが他の異性と関係を持った場合には、浮気にあたります。

性的な関係の有無

不倫の慰謝料を請求する際には、パートナーと浮気相手の性的な関係を証明する必要があります。

パートナー以外の異性と性的な関係を持つことは、不貞行為と呼ばれ貞操義務に違反する行為です。

離婚や慰謝料請求などの法的な観点から見ると、浮気と不倫を区別するには性的関係の有無が重要だといえます。

性的な関係がない状態で2人きりで出かけたり、パートナー以外の異性に好意を抱いたりといったケースは浮気にあたります。

関係の継続性

一時的な気の迷いでその場限りの関係を持つことは、一般的に浮気と呼ばれる行為です。

特定の相手でも会う回数が少なかったり、関係を持つ相手が毎回異なったりする場合も同様に浮気と呼ばれることから、関係の継続性は浮気と不倫を区別する重要なポイントといえます。

不倫の場合は同じ相手何度も、場合によっては数年に及び関係を継続していることを指します。

不倫(不貞行為)とは

日本の婚姻制度には、夫婦仲を維持するために重要な貞操義務というものがあります。

夫婦間には貞操義務が存在し、配偶者以外の異性と性交を行うと義務違反となってしまいます。

この違反行為のことを法律上では「不貞行為」と呼んでいるのです。

不貞行為は世間的に「不倫」「浮気」という呼び方が浸透しているため、こちらの表現の方がピンとくるという方もいるでしょう。

風俗店での性行為は一般的に不倫と言われませんが、法律上の不貞行為には含まれています。

恋愛感情を持った交際関係ではなく、一回限りの金銭を支払う行為であったとしても不貞行為に該当するのです。

また、慰謝料請求の裁判では、性交以外も不貞行為に認められる場合があります。

夫婦の平穏な生活を破綻させる異性との行為は慰謝料を請求する対象となり得るのです。


不貞行為の事実があった場合、必ずしも裁判で離婚や慰謝料の請求が認められるわけではありません。

不貞行為をしてしまった事情や不貞行為の内容、その後の本人のふるまいによっては、離婚や慰謝料の請求が不適当であると裁判官が判断するケースもあります。

不貞行為は必ずしも離婚・慰謝料とイコールではないということを押さえておきましょう。

浮気の定義は人によって異なる

パートナーの浮気を疑う際に気になるポイントの1つが「どこからが浮気なのか」ということです。

エキサイト株式会社が運営しているオンラインの恋愛相談サービス「恋ラボ」が、10~60代の男女を中心に「あなたが思う『浮気の線引き』はどこからですか?」というアンケートを実施しました。

参考:エキサイト株式会社「【浮気の定義】男女213人に調査!浮気の線引きや浮気をしてしまう男女の特徴とは?
 

結果として、「体の関係を持つ」(74%)・「キスをする」(64%)という項目が最も高い支持を得ていました。

これらの行為は状況に関わらず一線を越えたといえるため、浮気を判断するにあたり明確な基準となります。

夫婦であれば、不貞行為として慰謝料を請求することもできるでしょう。

次いで、「外泊する」(60%)・「好きと言う」(54%)といった項目が続き、「手を繋ぐ」(50%)が約半数から浮気のボーダーラインとして挙げられました。

手を繋ぐことは「あわよくば」という下心や相手への好意の表れともとれますが、50%という結果から意見が分かれやすいポイントだといえます。

「2人きりで出かける」(44%)については、行為そのものよりもその場の状況や報告の有無によって浮気と判断されます。

パートナーに隠して2人きりで出かけることは、やましい気持ちがある証拠だと捉えられるのです。

その他、「頻繁に連絡を取る」・「興味を持っている態度」なども挙げられており、人によっては具体的な行動を起こしていなくとも好意がある時点で浮気だと考えることがわかります。

具体的な行動や好意の有無など、浮気の定義は人によって全く異なるのです。

男性の4割、女性の3割は不倫している!?

今や3組に1組が離婚すると言われる日本。  
離婚原因の中でも必ず上位にランクインするのは【浮気】です。


Qあなたは現在不倫していますか?

出典:「ジャパン・セックスサーベイ2020:一般社団法人 日本家族計画協会
(https://www.jfpa.or.jp/pdf/sexservey2020/JexSexSurvey_p12.pdf )のデータより再作成


不倫の多さについて調べてみると実に男性の4割、女性の3割は現在不倫中という結果に。今まさに不倫中!という方がかなり多いのがわかります。

 

男性はなぜ浮気する?

遊び感覚での浮気

男性は、本気で浮気をする人は少ない傾向があります。ほとんどの男性はスリルを楽しむことが目的の1つです。

遊び感覚で浮気をしているだけで、深い理由はない男性が多いです。浮気をされてしまうと、いくら遊びだからといって許せないという妻もいます。

しかし、夫は気に入った女性であれば誰でもよく、浮気相手が本命ということはほとんどありません。「本気になるケースはまれである」ということは覚えておきましょう。

妻に飽きてしまっている

浮気をする夫の中には、妻に飽きてしまい浮気をしているパターンもあります。

結婚という妻と夫との家族繋がりを感じられず、恋愛から卒業できずに飽きてしまいます。

つまり、飽きたら別の女性に乗り換えればよいという感覚の夫です。

結婚する前からこのような夫は浮気をしたことがある場合が多いので、浮気を覚悟して結婚している妻もいるでしょう。

しかし、このような夫は必ず同じことを繰り返す傾向があるので、関係を修復する可能性は低いといえます。


この場合は、浮気現場の写真を撮るなど、法的な証拠を集めることが大切です。

ストレス発散

妻との価値観の違いから、不満を感じてしまう夫がストレス発散で浮気に走る場合があります。

男性は、仕事で上司に叱られたり、理不尽なことをされたりするとストレスが高まります。

とくに、仕事で行き詰っているときに、家に帰って妻からも育児や家事のことで不満を言われると精神的にも追い込まれてしまいます。

そのため、仕事の愚痴を聞いてくれる同じ会社の同僚部下などと浮気することが多いです。

仕事のことを共感してもらえたり、家での妻への不満をこぼしても理解してくれることが多いので「この人は自分のことをわかってくれる」と満足感充足感を感じます。

不倫する男性の特徴

お金に余裕がある

不倫するにはデート代やホテル代などお金がかかります。

女性を喜ばせ、つなぎとめるために、ちょっとしたプレゼントを贈ることなど、お金に余裕がないとなかなかできないものです。

ある程度の稼ぎがあり財布を奥さんに握られていない人は自由に使えるお金があるため不倫をする余裕があります。

マメで気遣い上手

不倫する男性は女性に喜ばれるようにマメな連絡や、さりげない気遣いが上手です。

レディーファーストだったり、女性のちょっとした変化に気づいて褒めたり体調を心配したりなど紳士的で優しい一面を見せてきます。

普段は下心を感じさせないようなやり取りをする人もいるため、女性側もその気になってしまいます。

熱しやすく冷めやすい

性格的に熱しやすく冷めやすいタイプも不倫する男性の特徴です。

「この子いいな」と思えば猛アタックして、飽きると明らかにそっけない態度を取る人もいます。

おしゃれで清潔感がある

見た目に清潔感があり、おしゃれに気を遣っている人は女性ウケが良く、警戒されにくいという特徴があります。

既婚者に見えないような雰囲気を醸し出し、魅力的に感じられやすいのです。

性欲が強い

不倫をする男性の中には、性欲を満たすことが目的の人もいます。

性欲が強く、奥さんだけでは満足できないため、奥さん以外の女性にも手を出すという場合もあります。

女性はなぜ浮気する?

妻の浮気は本気

男性の浮気は身体的目的であるのに対して、女性の浮気は身体精神両方を満たそうとします。

つまり、男性は遊び感覚で浮気をし、離婚しようと思ってはいないのです。

反対に、女性ははじめは興味本位で遊び感覚だとしても、すぐに本気になってしまうケースが多いです。

妻の浮気の原因

妻が浮気をする原因は2つあります。

1つは、「セックスレス」です。

夫に求められないのは、夫が外で浮気しているからではと不安を感じ、妻自身が浮気に走ってしまいます。

2つ目は、家事や育児に疲れて刺激スリルを求めたり、マンネリ化した夫との生活から抜け出すためです。

メルヘンタイプ

浮気をしている女性の中には、白雪姫のようにお姫様的な主人公を求めているメルヘンタイプがいます。

浮気に対しても、悪びれた様子はなく、あくまで自分の感情に素直に、純粋に恋愛をしているという意識です。

解決方法は、妻ということよりも、母親であるということに気づかせることです。

また、夫に責められると、浮気相手と駆け落ちしてしまう傾向があり注意が必要です。

性的欲求タイプ

夫との関係性が妻(女性)から子どもたちの母親になることで、性的対象として見られないことに不満を感じるタイプです。

いつまでも女性として見られたいということで浮気に走ります。

言葉では夫に伝えられないので、気づかない夫は多いのですが、「女性として見られないことは屈辱」と感じる妻もいます。

不倫する女性の特徴

押しに弱い

不倫する女性は押しに弱いという特徴もあります。

押しに弱い女性だとわかれば、男性からのターゲットにされやすく、断ることもできずに流されてしまうことがあります。

飲み会が好き

飲み会やパーティーといった場でお酒を飲むことで身体の関係につながるケースは多くあります。

飲み会などはひとつの出会いの場でもあり、誘惑も多くなるため、お酒に弱い人や流されやすいタイプの人が不倫することになる可能性は高いです。

満たされていない

配偶者との生活で満たされていないと不倫に走る可能性は十分考えられます。

結婚当初は愛し合っていた仲でも時間が経つにつれマンネリ化してしまった場合や、配偶者との体の相性が良くないなど、満たされない日々が続くとふとしたきっかけで不倫してしまう可能性はあります。

子どもがいれば家では「女性」でいることよりも「母親」として過ごさなければならず、女性でいたい願望が満たされていない場合も不倫に走ってしまう原因となり得ます。

モテたい願望が強い

不倫する女性には男性にかわいいと言われたい、モテたいという願望が強い人もいます。

結婚後は配偶者以外の男性と関わる機会も減ってしまうため、複数の男性にモテているという優越感に浸りたくて不倫関係になってしまう場合もあります。

【探偵が伝授】思い当たったら要注意!浮気・不倫チェック項目

浮気かも?と思ったら以下に該当するか確認してみましょう。
あくまで参考程度として考えてください。
※本チェック項目は提携探偵社の協力により作成しました。


各シーンでチェック数が4つ以上ある場合は要注意です!

1.日常行動

2.スマホの扱い

3.趣味の変化

妻の不倫を防ぐために何ができるか

妻を改めて女性として扱う

妻の不倫を防ぐために一番簡単な方法は、「夫が変わること」です。

夫の愛情が感じられず不倫をする妻もいます。

改めて妻を女性として扱う意識をしましょう。

具体的には、以下のポイントが大切です。

  • 記念日に日頃の感謝愛情を伝える
  • 高価なものでなくても何かプレゼントを渡す
  • ちょっとしたサプライズを演出してあげる


もちろん、妻にも原因はあります。しかし、女性は歳を重ねても女性として扱われたいと思います。

恋人の頃のように夫から女性として扱われることで、妻が自信を持つことができます。

男性として内面/外面も磨く

妻が不倫をするのは、「夫に魅力が感じられない」「男性として見られなくなってしまった」と思ってしまうときです。

夫が内面外面も磨いて「よい男性・よい夫・よい父親」になれば、妻が不倫に走る可能性も減るでしょう。

お子様がいる場合は育児に積極的に関わってください。

保育園やお稽古の送迎、休日にお子様と出掛けるなど、「父親」としての存在感役割を果たすことも大切です。

妻が、「夫は他の男性とは違う」と感じてもらうことで不倫を防げるでしょう。

セックスレスを解消する

妻が不倫に走る原因の1つとして「セックスレス」があります。

夫から求められないことで、女性としての自信をなくしてしまいます。

また、セックスをしないことで夫も性欲が溜まり、他で処理していることがあります。

妻は自信をなくすどころか心にを負ってしまうこともあります。

セックスレスが原因で、妻の心が他の男性に目移りしてしまう可能性もあるでしょう。

まずは妻と会話をする時間を意識的に増やし、精神的に繋がることが大切です。

また、セックスレスではない場合でも、自分本位のセックスになっていないかどうか注意しましょう。

妻のことを心身ともに大切にしているか振り返り改善しましょう。

 

夫の不倫を防ぐために何ができるか

いつまでも女性でいる

見た目に気を遣ってないようなカッコ悪い男性と一緒にいたいとは思いませんよね。

男性側も同じで身だしなみを整えていない女性とは一緒にいたくないと考えてしまいます。

夫の心を離さないためにも、できるだけきれいな自分でいるように心がけましょう。

普段すっぴんでもたまにメイクしたり夫の好きな服装をしてみたり香水をつけてみたりしていつまでも女性でいることを意識しましょう。

スキンシップを大切にする

夫を不倫に走らせないためには夫婦のスキンシップが大切です。

普段から会話をよくすることも大切ですが、肌と肌のふれあいで伝わる愛情もあります。

疲れていたり、めんどくさくても夫の誘いは強く断ったり、断り続けたりしないようにしましょう。

妻を誘ったときにあまり断られ過ぎると、自信喪失して他の女性を求めるようになってしまうかもしれません。


男性は性欲発散のために不倫に走ることもあります。

夫の不倫防止のためにスキンシップは大切にしましょう。

渡すお金は必要最小限

お小遣い制にしている家庭では、渡すお金は必要最小限に留めておきましょう。

自由に使えるお金があると、デート代やプレゼントなど他の女性に使ってしまうということも考えられます。

あまり少なすぎても窮屈に感じ、ストレスになって家の居心地が悪くなってしまい、他に癒やしを求めるようになるかもしれません。

2人の時間をつくる

子どもがいる家庭ではどうしても2人で過ごす時間は少なくなってしまいます。

夫婦がお互い「父親」「母親」として過ごしていくうちに「男女」関係であることを忘れていってしまうかもしれません。

たまには2人で過ごす時間を作って出掛けたりなどすると男女を意識でき、お互いの大切さを再認識することで不倫を防ぐことにつながります。

夫を肯定する

不満やイライラをぶつけてしまうこともあるかもしれませんが、たまには感謝労いの言葉をかけたり褒めたりしてあげましょう。

自分を肯定してもらえると自信を持つことができ、家庭での居心地が良くなり不倫防止につながります。

パートナーの不倫が判明した場合にできること

関係修復

パートナーと話し合い、夫婦関係を継続する夫婦も少なくありません。

関係修復をする際は、パートナーに浮気を認めさせたうえで話し合う必要があるため、認めざるを得ない浮気の証拠を提示するとよいです。

関係修復する場合の注意点は、浮気は過去のものとして受け入れて関係修復に努める点と、浮気の再発防止に取り組む点があげられます。

接触禁止契約書で浮気の再発防止

接触禁止契約書とは、パートナーや浮気相手に結ばせる誓約であり、連絡接触をしない旨を取り決め、違反した際に違約金や慰謝料を請求できるものです。

接触禁止契約書では以下が期待できるため、浮気の再発防止だけではなく、離婚や慰謝料請求を望んだ際に有利に進めることができます。

  • 連絡や接触した際は、都度、違約金を請求できる
  • 違約金とともに、慰謝料が請求できる
  • 締結後の浮気は悪質性が高いと判断され、慰謝料が増額されやすい
  • 慰謝料請求時、減額請求却下を回避しやすくなる

接触禁止契約書は自分で作成することもできますが、違約金の設定額が高額である場合は無効になったり、文言によっては慰謝料が減額されたりするため、弁護士などの専門家に依頼しましょう。

作成した接触禁止契約書は、互いが合意したうえで締結し、それぞれが署名押印して1通ずつ所持します。

離婚

関係修復せずに離婚を選択する際、パートナーが離婚を拒否する可能性があります。

拒否された場合は、裁判所に離婚原因を認めさせる必要があるため、浮気の証拠を用意しておくとスムーズです。


浮気の証拠は、パートナーや浮気相手に慰謝料を請求する際にも有利に進められます。

 慰謝料を請求する

慰謝料を請求する際は、貞操義務に違反していることを証明する、浮気の証拠が必要です。

たとえば、パートナーと浮気相手が肉体関係をもっていることがわかる写真音声などがあげられます。

慰謝料の請求は、婚姻関係を継続しながらも行えるため、以下のようなケースが選択可能です。

  • 別居を含め、婚姻関係を継続しながらパートナーに慰謝料を請求する
  • 婚姻関係を継続しながら浮気相手にのみ慰謝料を請求する
  • 離婚してパートナーや浮気相手、もしくは双方に慰謝料を請求する

パートナーと浮気相手で、必要な浮気の証拠はやや異なるため、以下を参考にすることをおすすめします。

◯ パートナーに慰謝料を請求する

パートナーに慰謝料を請求する際は、特定の人物と複数回にわたって不貞行為に及んだことを証明する浮気の証拠があれば、有利に進めることが可能です。

風俗をはじめとする、一度きりの関係だと言い逃れできないような証拠を用意しましょう。

◯ 浮気相手に慰謝料を請求する

浮気相手に慰謝料を請求する際は、パートナーが既婚者であることを知って、パートナーと肉体関係をもったのかどうかが重要です。

浮気相手の故意・過失が認められた場合、慰謝料を請求することができます。

請求する際は、書面の送付にて交渉したり、対面で交渉したりする方法があり、合意に至らない場合は、故意・過失を証明する浮気の証拠を用意したうえで民事訴訟を選択するのが一般的な流れです。


民事訴訟に至らない場合でも、浮気相手の故意・過失の証拠の提示が必要となると考えられるので、あらかじめ用意しておくことをおすすめします。

慰謝料請求ができる条件

不貞行為の事実とその証拠がある

パートナーと浮気相手に不貞行為があったという事実は、慰謝料を請求する際の重要な条件となります。

不貞行為とはパートナーと浮気相手の間に肉体関係があったことを指します。

いくらパートナーが異性とデートをしていたとしても肉体関係がなければ、慰謝料を請求することは困難です。

また、不貞行為をしたという事実があっても、その証拠がなければ慰謝料は請求できません裁判でも必ず証拠の提出が必要となります。

慰謝料を請求するためには、ラブホテルに出入りする写真や探偵社が作成した調査報告書などの不貞行為が証明できる証拠を集める必要があります。

浮気による夫婦関係の破綻

慰謝料請求ができる条件の1つとして、浮気を原因とした夫婦関係の破綻が挙げられます。

浮気により精神的苦痛を負ったことを立証できれば、慰謝料請求が認められる可能性は高くなります。

一方で、浮気が発覚する前から関係が破綻しており、平和な夫婦関係がすでに存在していない場合(浮気による精神的苦痛が認められない場合)には慰謝料請求が難しい可能性があります。

浮気の時効が成立していない

浮気にも時効があるため、一定期間が経つと慰謝料を請求する権利がなくなってしまいます。

浮気の時効は、浮気が発覚(※)してから3年です。
(※)不貞行為を知った日・浮気相手を知った日

過去の浮気であっても、浮気が発覚していない場合、浮気をしていた当時から20年以上経っていなければ時効は成立しません。(除斥期間)


つまり、離婚後に発覚した場合でも、20年経っていなければ慰謝料の請求は可能です。

ただ、離婚と浮気の因果関係が認められないと慰謝料の請求が認められない可能性があります。
(民法724条「不法行為による損害賠償請求権の消滅時効」)
 

故意・過失の証拠

浮気相手にも慰謝料を請求する場合には、浮気相手の行為に故意過失があったことを証明する必要があります。

パートナーが既婚者であることを隠して交際していた場合、浮気相手は「自分が不貞行為をしている」という自覚を持っていない可能性があります。

この場合は故意・過失が認められないため、浮気相手への慰謝料請求が難しい可能性があります。

浮気相手に慰謝料請求をする際には、結婚式に出席していた事実や、職場が同じであり配偶者の有無が確認できる状況など、故意・過失であったことの証拠を示す必要があります。

不倫の慰謝料請求の4段階のフェーズ

内容証明で慰謝料請求

慰謝料請求の第一段階として、まずは請求相手に「内容証明便」を送付します。

内容証明便とは差出人受取人、送付した日時、通知した内容公的に証明してくれる通知書のことです。

とくに、直接会うことができない浮気相手別居中のパートナーには、内容証明書を送付して慰謝料を請求する旨を伝えます。

その後、具体的な金額や支払い方法について話し合うという流れが一般的です。

もし相手から連絡がなければ、再度郵便で通知書を送るなどして督促する形になります。

内容証明郵便は第3者である郵便局が書面の内容を証明してくれるため、裁判でも公的な証拠としての能力を持ちます。

通知した内容は郵便局が控えを残しています

自分の控えを使用して、相手に送付した内容を証明するのです。

控えを紛失した場合には、同じ内容の文書を郵便局に持っていくと、再度内容証明をしてもらえます。

公的な証拠である内容証明郵便の存在は請求相手にプレッシャーを与えるため、慰謝料請求を促す効果が期待できます。

請求相手が慰謝料支払いを嫌がりそうな場合には、郵便局に受け取り確認を依頼してください。

「知らなかった」と言い逃れされる事態を回避できます。

直接交渉

請求相手に直接会える状況であれば、まずは直接交渉を行います。

浮気相手や別居中のパートナーなど、請求相手に直接会うことが難しい場合は、内容証明便を送付してから直接交渉に移ります。

一般的にメールや電話で慰謝料請求の話し合いが円滑に進むことはなく、対面での交渉が最もスムーズです。

話し合いの際には、弁護士に介入を依頼しましょう。

中立の立場で話し合いを進行してくれます。

話し合いで示談が成立した場合には、合意した内容を必ず書面に残します。

記載する内容

示談が成立した日時
当事者の氏名
慰謝料の金額
支払い期限
支払いを怠った場合のペナルティ
その他

分割での支払いを選択した場合には、「公正証書」を作成してください。

公正証書とは、役場で公文書として作成された契約証書のことを指します。

公正証書に支払いを怠った際のペナルティを記載しておくと、いざ支払いがされなくなった際に相手の財産差し押さえを行うことができます。

調停の申し立て

話し合いによる直接交渉がまとまらなかった場合、調停の申し立てに移ります。

調停では、第3者である調停委員がそれぞれの主張を聞いて、調停案を作成してくれます。

費用負担が裁判よりも小さいため、話し合いがまとまらない場合は調停の申し立てを行うことが一般的です。

一般的には、調停委員2名と裁判官1名を間に挟んで話し合いを進めます。

両者が合意に至ることで話し合いが成立し、「調停調書」が作成されます。

交渉次第では相場以上の慰謝料を請求することも可能です。

申し立てを行う調停の種類は請求相手によって異なります。

離婚調停パートナー離婚慰謝料請求を同時に行う
慰謝料以外にも離婚の有無や親権養育費についても話し合われる

民事調停浮気相手慰謝料請求を行う
一般の民事調停で話し合いを行う


ただ、浮気相手への慰謝料請求が話し合いで合意に至ることはとくに難しく、調停の段階を飛ばし直接訴訟を起こすという流れが一般的です。手続きの選択で迷った場合には、弁護士に相談してみてください。

訴訟・裁判

合意に至らない、相手が欠席したなどの理由で調停が成立しなかった場合には、請求相手に訴訟を起こすことができます。

裁判で出された判決は両者が受け入れる必要があるため、確実に合意に至ることができるでしょう。

パートナーが相手の場合の裁判は「離婚裁判」、浮気相手への裁判は「民事裁判」と呼ばれています。

離婚する予定のないパートナーに対しても裁判を起こすことは可能ですが、慰謝料は低額となる可能性が高いことは押さえておいてください。

訴訟の中で慰謝料請求を認める慰謝料を支払う方法での和解を求める判決が出た場合に限り、相手に慰謝料を払わせることができます。

判決が出たにも関わらず、慰謝料が支払われない場合には相手の給料や貯金、車などの財産差し押さえて、回収できる可能性があります。


ただ、裁判は問題解決に至るまでに長い時間がかかってしまいます。

自分の状況や心情を考慮し、裁判を起こすかどうかを慎重に考えてみてください。

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