浮気・不倫調査でGPSは証拠になる？おすすめアプリや小型GPSを解説

GPSでの浮気調査は違法？

ケースによって異なる

配偶者や彼氏・彼女などのパートナーに浮気疑惑が出てきた場合、パートナーを監視すること自体は法律的に違法ではありません。

しかし、対象者の車や鞄などにGPSを取り付けることが認められているというわけでもありません。

そのため、GPSでの浮気調査が違法がどうかは、そのときそのときのケースによって異なります。

プライバシーの侵害になることもある

証拠を集めるために、探偵に依頼をして尾行をさせるのは、プライバシーの侵害にあたる場合もあります。

また、不当に得た証拠は離婚裁判や離婚調停で証拠として認められなくなってしまいますので、注意が必要です。

違法にならないGPS浮気調査とは？

夫婦の共同財産である場合

車が共同財産であれば、夫婦間で車にGPSを取り付けることは問題ありません。

共有財産とは、半分は自分で、半分は相手が所有しているという意味なので、自分の持ち物にGPSを取り付けるという意味となり違法にはなりません。

ドライブレコーダーを取り付ける

最近の車は事故のときに事実確認ができるとして、ドライブレコーダーを取り付ける方が多くいます。

GPSを付けるまではまだ勇気が出ないという方は、ドライブレコーダーを取り付けるのも1つの方法です。

ドライブレコーダーは常時録画の為、故意的に録画停止がされていた場合は浮気など何か疑いが考えられます。

不貞行為をしたと認めるような発言をした音声は重要な証拠にもなります。

違法となるGPS浮気調査とは？

許可なく位置情報を取得した場合

相手の許可を取ることなく位置情報を取得することは、プライバシー権の損害にあたることがあります。

それは、夫婦間だろうと浮気している方が悪いという根拠は全く関係ありません。

プライバシー権は、日本で生活する全ての人に適用されるもので、浮気や不倫をしている可能性があるからという理由で、プライバシー権を侵害することは認められませんので注意が必要です。

アプリを使った監視

最近は、スマホなどのモバイル端末が普及したことで、ほとんどの方が利用しています。

モバイル端末には、端末の位置情報を読み取ったり、逆に発信する機能があります。

位置情報を取得するアプリをモバイル端末の持ち主（浮気調査の対象者）の許可を得ずにダウンロードすることは違法になります。

たとえ、夫婦であっても不正アクセス禁止法違反や不正指令電磁的記録併用罪などの犯罪行為に該当してしまいますので、注意しましょう。

ストーカー規制法が適用される場合

ストーカー規制法は、夫婦間でも適用されることがあります。

ストーカー規制法の中には、位置情報無承諾取得等の文言が追加されました。

そのため、相手への恋愛感情や恨みの感情を充足する目的で、相手の所有物にGPSを無断で設置することは違法になります。

別居中の配偶者の車にGPSを取り付ける

別居中の場合は不法侵入やストーカー規制法で違法になる可能性があります。

別居している配偶者が実家に帰っている場合は、他人の場所になるので立ち入ることができません。

新たに別の家を契約している場合も、不法侵入になります。

GPSの記録は証拠になる？

相手を追い詰めるだけの目的であれば、GPSを使用し位置情報を把握するだけでも、パートナーを追い詰めることもできますが、GPSの記録証拠自体は、慰謝料請求などの裁判では直接的な証拠にはなりません。

裁判で不倫の証拠として認められるのは、不倫相手とラブホテルに出入りする鮮明な写真や動画など、一定の基準があります。

GPSの記録が有効に使えるのは、「対象者の行動範囲や行動パターンを知ることができる」という点です。

つまり、GPSの記録を利用して対象者の行動パターンを予測し、浮気現場を押さえて確実な不貞の証拠を押さえる点で有効な手段ということになります。

GPSの種類

GPSの種類は大きく分けると「発信器」と「アプリ」の2種類があります。

また、発信器の中でも、ロガータイプとリアルタイプの2種類に分けられます。

発信器取付型(ロガー型)の特徴

ロガー型の特徴は行動履歴の追跡ができる点です。

「いつ、どこにいたのか」が確認できます。

ロガー型のメリット/デメリット

ロガー型のメリットは、相手に浮気を問い詰めたとき、行動履歴をごまかしたり、辻褄合わせの言い逃れができないように追い詰められます。

行動に対しての嘘がつけなくなります。

また、デメリットとしては、リアルタイムの位置情報は分からないので、たとえばＡ地点に今いるから浮気現場の写真を撮りに行こうということができません。

1日から数日にかけて仕掛けた本体を回収し、パソコンでデータを移動することで初めて移動経路が分かる仕組みだからです。

まだ離婚や裁判などは考えておらず、浮気の疑いという段階で自分で一旦調査しておきたいのであれば、有効に使えるでしょう。

ロガー型の価格

レンタルの場合は、1ヵ月30,000円からあります。

また、購入する場合でも、小型タイプで5,000円程で購入できるので手に入れやすい価格帯です。

発信器取付型(リアルタイム型)の特徴

リアルタイム型は、GPSの追跡機器から発信される位置情報を、スマホや携帯、タブレットやパソコンで簡単に位置情報を検索できます。

パートナーの位置情報をリアルタイムで確認したい方や、離婚を考えていて浮気の決定的な証拠を抑えたい人におすすめです。

リアルタイム型のメリット/デメリット

リアルタイム型のメリットは、知りたいときにいつでもパートナーの位置情報を確認できます。

また、スマホや携帯、パソコンから簡単に位置情報がわかるので手間が掛かりません。

反対に、デメリットとしては、常にGPSを見張っておく必要があり、精神力も体力も時間も余裕がないとできません。

そして、ログが残らないので後から証拠を出すことができず、その場で現場をおさえるしかありません。

リアルタイム型の価格

リアルタイム型の価格は、レンタルの場合は35,000円からになります。

購入の場合は、小型で3,000円から購入が可能です。

ただ、リアルタイム検索時に契約料や使用料が必要になるので、ロガー型よりもコストがかかる可能性があります。

スマートフォンアプリGPSの特徴

パートナーの同意を得た上でスマートフォンにアプリをインストールし、浮気していないか自身で確認することも可能です。

最近はアプリの数も増え多数配信されていて、GPS機能だけではなく、録音機能などもついたアプリもあります。

画像や動画の監視やメッセージの監視もできます。

スマートフォンアプリのメリット/デメリット

スマートフォンアプリのメリットとしては、低コストで利用できるところです。

また、GPS以外の機能を利用することで、決定的な証拠を押さえやすくなります。

デメリットとしては、パートナーの同意無しにインストールしてしまった場合、法律的に罰せられてしまう可能性があるので、注意が必要です。

スマートフォンアプリの価格

アプリは、基本的に定額制のものが多く、月々350円くらいが相場になります。

価格が安い分、パートナーの同意が必要であったりと、ハードルが高くなります。

すでに浮気の疑惑があり、パートナーに気づかれないように調査したいという方は使用できませんが、浮気防止のためにアプリを同意の上でインストールする方にはおすすめです。

Googleのロケーション履歴を利用する

スマートフォンアプリだけではなく、インストールしなくてもGoogleのロケーション履歴を利用することも1つの方法としてあります。

ロケーション履歴は、移動距離や時間、また移動手段や移動先の住所など細かく履歴が残る仕組みになっています。

Googleアカウントのロケーション履歴をONにしていれば履歴を残せるのと、パートナーのアカウントを見られるようにしておくことでチェック可能になります。

新たにアプリをインストールするよりは、やりやすい方法です。

パートナーがGoogleフォトを利用している場合は、移動履歴が証拠写真と一緒にすべて残るので、「どこで誰と何をしていたのか」写真や動画まですべて確認できます。

GPSを選ぶ際に注意するポイント

履歴や表示がわかりやすいかどうか

まず、「履歴や表示が一目でわかるようになっているか」です。

移動履歴や通知は追跡回数が増えると膨大な量になります。

必要な履歴を精査する作業が大変になりますので、時系列でわかりやすく表示されているものがおすすめです。

Google Map上で表示されるかどうか

駐停車位置と指定エリアがGoogle Map上でひと目でわかるものを選ぶようにしましょう。

たとえば、過去のGPS位置情報から浮気場所と疑わしい、怪しい場所をエリア指定しておきます。

エリア内にGPSが入った場合、通知がきてGoogle Map上にもわかりやすく現在地が表示されるのですぐに場所がわかります。

バッテリーが長持ちするか

「バッテリーが長持ちするか」です。

GPSは電池が切れると回収する必要があるので、パートナーにバレてしまうリスクを伴います。

精度や機能が上がるとバッテリーの持ちが短くなるので、長持ちさせるためにも、スリープ機能やスケジュール機能が搭載されているGPSを選びましょう。

GPSの機能を解説

振動検知メール通知機能

GPSにはさまざまな機能が搭載されています。

振動検知メール通知とは、GPS端末に振動センサーがあり、振動を利用して車がどのような状態かを認識します。

センサーが反応すると移動開始・駐車・進行方向などをメールで通知してくれる仕組みです。

スマホをずっとチェックし続けるのは大変ですが、通知機能を利用すれば見続ける必要もなく気軽に調査できます。

圏外の時のロガーシステム

GPSが圏外の場所に行ってしまった場合は、その場で追跡するのは難しくなります。

しかし、ロガーシステム機能を利用することで、電波が戻ったときに、圏外時の移動履歴を確認することができます。

ロガーシステム機能がない場合は、一度圏外になると、その時の行動を残すことは不可能になります。

GPSの選び方

8つの機能を確認

GPSを選ぶ基準や機能を把握した上で、これらを元に選び方について具体的にご紹介します。

GPSを選ぶときは、下記8つの機能があるかを必ず確認しましょう。

①GPSの振動検知と移動検知：

GPSの振動を検知して、停車または駐車をしたときにメール通知されます。

こちらの機能がない場合は、パートナーがいつ場所移動するかわからず見逃してしまうので、地図をずっと見ていなければなりません。

②自己検索と自動検索とスケジュール検索：

自己検索は、GPSが動くことで自動的に位置検索を開始します。

スケジュール検索は、無作為に決められた時間に検索してくれます。

③指定エリアの出入りと表示：

浮気場所として疑わしい場所を、あらかじめエリア指定しておくことで、指定エリアに入ったらメールで通知されます。浮気相手の自宅やよく待ち合わせをする場所が絞られている場合は、エリア指定をすることで調査がしやすくなります。

④履歴の確認と表示：

リアルタイムで位置情報を取得できるGPSは履歴を残せませんが、過去の移動履歴を確認したい方向けの、何度でも履歴情報を確認できる機能です。

⑤圏外のときのロガーシステム：

パートナーの居場所が圏外になってしまうと、GPSも機能しなくなります。しかし、圏外から電波が戻ると圏外時の居場所が分かる機能がロガーシステムです。

⑥GPS衛星「みちびき」対応の有無：

より詳細の位置情報が分かります。また、10秒から30秒おきでの検索もできます。

⑦検索頻度が30秒以内：

検索してから30秒以内に結果を出す機能です。古い機種だと精度が低かったり、検索頻度が1分以上のものもあります。

浮気調査を短時間で行なうためには30秒以内の機種がおすすめです。

⑧自車位置の表示：

検索時に自分の居場所も表示することで、方角や距離が分かります。
これらの機能がないGPSは、月に20,000円から30,000円ほどのレンタル料を払っても上手く使えない可能性がありますので、機能はしっかりと確認しましょう。

悪徳業者を見抜く

GPSを選ぶとき、レンタル会社が自社のGPSの性能を偽ってレンタル・販売しているサイトが多々あるので注意が必要です。

よくあるのが、「電池が7日間もつ」と書いてあるにも関わらず、2日しかもたないなんてこともあります。

性能が良くて電池が長持ちするということはなく、性能が悪いから長持ちするだけです。

携帯でたとえるならば、スマホとガラケーの違いと同じです。

また、同じ商品であるにも関わらず、あたかも違うGPSのようにレンタル・販売している場合があります。

GPSの設置方法

車のバンパーの裏

バンパーの裏は、比較的電波が良いので、車の中でGPSを設置するのに一番最適な場所だと言われています。

【パンパーにGPSを設置するコツ】

車体の下

車体の下は、見る人は少ないのでおすすめの設置場所です。

【車体の下にGPSを設置するコツ】

車種によって、車体下の形状が変わるので、設置前に必ず形状を確認して適切な場所に設置してください。

また、車高が低い車は設置が難しい場合もあるので注意が必要です。

車のトランクルーム

トランクルームは、よく使用するので見られてしまう可能性の高い場所ではありますが、小型のGPSであれば目立たない場所に設置することも可能です。

【トランクルームにGPSを設置するコツ】

車のエンジンルーム

エンジンルームは、相当車好きでない限りは頻繁に開けることはしないでしょう。

また、エンジンルームは隙間が多くあるので、GPSを設置するスペースがあります。

ただ、エンジンルームは車の一番大切な機関で熱も水分もある場所なので、慎重に取り付けましょう。

【エンジンルームに設置するコツ】

車内座席シートの隙間

車外に設置するよりも、車内に設置する方が設置しやすいのですが、パートナーにバレてしまうというリスクもあります。
また、お子様がいらっしゃる場合は、何かの拍子に知らずに見つけてしまい「これ何？」とパートナーに見せてしまう可能性もあります。

車内にGPSを設置する場合は、座席シートの隙間に設置します。

【座席シートの隙間に設置するコツ】

スーツ・鞄

GPSは、絶対にパートナーにバレてはいけないので、車に取り付けるのが一番おすすめです。しかし、車を持っていない場合は、パートナーの所有物に仕掛けるしかありません。

一番多いのはスーツや鞄です。

【スーツや鞄に取り付けるコツ】

鞄のポケットが1つしかない場合や、あまり鞄に荷物を入れないパートナーの人の場合は、バレてしまう可能性が高いです。

また、綺麗好きで鞄の中をよく整理する場合もバレてしまいますのでスーツに縫いこむ方がおすすめです。

GPSを設置する際のポイント

取り付け場所に関して

GPSは、共同財産である車に取り付けるのが一般的です。

鞄に取り付ける方もいますが、鞄はバレてしまうだけではなく、プライバシーの侵害になる可能性があるので避けましょう。

夫婦間でも個人のプライバシーは守られる権利があります。

車に取り付ける場合はマグネットタイプがおすすめです。

雨や雪で車が濡れても、正常に機能する全天候型タイプのGPSを購入し、バンパーや車体の下に付けましょう。

車体の下を毎回確認する人はあまりいないので安心です。

車内に設置したり非マグネットタイプのGPSを購入した場合は、助手席シートの裏にテープで固定します。

当然ですが、一目見て、「GPSが付けられている」とバレてしまう場所に取り付けるのはNGです。

GPS設置の注意点

違法にならないように注意

GPSを設置することは、夫婦間の共同名義の車であれば、自分の管理するものへ取り付けると見なされ、違法にはなりません。

しかし、鍵を無理やりこじ開けて取り付けたり、相手に内緒で付けたことで、後でバレてしまい逆にプライバシー侵害で訴えられてしまうこともあります。

バッテリーの残量確認

GPSはバッテリーが必ずありますので、バッテリー切れにならないよう確認しておくことが大切です。

バッテリーが切れてしまうと、追跡は不可能です。

残念な結果にならないためにも、設置した日を覚えておき、残量を気にするようにしてください。

予備を用意しておくのも対策の1つです。

GPSの回収は慎重に

浮気調査では、パートナーにバレないことが大前提です。そのため、GPSを回収するときには注意が必要です。

取付で終わりという訳ではなく、回収するまでが浮気調査でもありますので、気を抜かず慎重に回収しましょう。

自分で浮気調査を行なう場合の注意

浮気調査で一番気を付けたいことは、「パートナーにバレない」ことです。万一バレてしまった場合、余計に関係が悪化してしまったり、パートナーが逆上したり証拠隠滅をしてしまい、かえって悪い方向に向かってしまうことが多いです。

おすすめのGPS発信機｜レンタル費用相場を紹介

浮気の疑いがあるパートナーは、車を移動手段にすると他府県にまで行く可能性もあります。

浮気調査で、車の位置を追跡するのは必須でしょう。

しかし、初めての浮気調査でどのような発信機があるのか、どのくらいの価格でレンタルできるのかわからないという方も多いはずです。

そこで、「おすすめの発信機5選」とそれぞれの発信機レンタル費用相場をご紹介します。

「すぐにでもGPS発信機を手に入れたい」という人は必見です。

おすすめGPS発信機5選

発信機タイプのGPSは、近年さまざまなタイプがあります。

価格だけではなく、機能面をチェックして参考にしてみてください。

■Pro-GPS「価格重視の人向け」

Pro-GPSは、コンパクトなのに高性能で使いやすいのが特徴です。

「本当は探偵に依頼したいが、コストがかかるので頼めない」という人には、プロ仕様で探偵の調査並みの性能でおすすめです。

100円ライターほどの小さいサイズで、GPSの中では小型になりますが、バッテリーは最大で45日間もちます。

(1日20-30回ほど検索すると約20日)同じサイズのGPSの中でバッテリーのもちが長く、浮気調査にも安心して使用できます。

■Pro-NEXT「予算に余裕がある人向け」

Pro-NEXTは、Pro-GPSに自動検索機能をプラスしたGPSです。

予算に余裕があり、夜寝ている時や仕事中などに自動で検索したいという人におすすめです。

高層ビルが立ち並ぶ都心では、建物内の精度が低めなので注意しましょう。

■GNET-S「自動追跡したい人向け」

GNET-Sは、誤差が半径数メートル以内の精度を誇る、高スペックが特徴です。

また、検索範囲は海外も含まれます。

海外出張中のパートナーの位置情報も調査できる抜群の性能です。

第4位の機種の大きいバージョンです。

バッテリーが2種類付属されているので、用途によって使い分けます。

また、こちらの機種も本体の返却は不要です。

■GNET-Mini「絶対にバレたくない方向け」

GPSnextは、GPSレンタル専門ショップが手掛けているGPSなので、きめ細やかでサポートが充実しています。

また、1日100回検索をしても4-10日はバッテリーが長持ちします。

GPSで、サイズや機能性の両方を求める人には、最もおすすめできるGPSです。

電波状況が悪い中での精度が少し劣るというデメリットもありますが、十分な検索精度はもともとありますので安心して使用できるでしょう。

■GPSnext「機能やサポート重視の人向け」

GPSnextは、GPSレンタル専門ショップが手掛けているGPSなので、きめ細やかでサポートが充実しています。

一般的なGPS利用であればスペックは十分ですが、価格や測定の精度、高スペック機能の搭載など不要な機能も多く備わっています。

浮気調査を自分でする場合のリスクと注意点

浮気調査を自分でする場合には多くのリスクを背負わなければなりません。

パートナーに気づかれる、違法行為と見なされるなどのトラブルが起きてしまうと、離婚や慰謝料請求が難しくなってしまう可能性があります。

以下では、3つのリスクとリスクを回避するための注意点を解説していきます。

リスクその1：パートナーに気づかれるリスク

パートナーに浮気調査を気づかれてしまうと、十分な証拠を揃える前に警戒され行動パターンを変えられてしまったり、せっかく集めた証拠を消されてしまったりと状況が悪化する恐れがあります。

場合によっては、夫婦仲が険悪化し、望まぬかたちでの離婚を突き付けられる、プライバシーの侵害により訴えられるといった最悪の事態を引き起こす可能性もあるでしょう。

◯ 浮気を疑う素振りを見せない

浮気調査を気づかれないための注意点は、浮気を疑う素振りをパートナーに見せないことです。

「浮気をしているよね？」と直接的に問い詰めることはもちろん、遠回しに相手を疑うような発言もしてはいけません。

相手の警戒心を刺激するような発言をすることで、パートナーが浮気相手と会う頻度を減らしたり、行動パターンを変えられたりすると調査が難航してしまう恐れがあります。

浮気調査を行っている間は、なるべくいつも通りのふるまいをするように注意しましょう。

リスクその2：違法行為と見なされるリスク

浮気調査というと、パートナーのスマホを無断で見たり、尾行して浮気現場を押さえたりといった方法をイメージする方は多くいらっしゃるでしょう。

実は、これらの調査方法は違法行為と見なされるリスクがあります。浮気の確実な証拠を手に入れようと焦ってしまうと、知らないうちに違法行為を行ってしまう場合があるのです。

自分で浮気調査を行う際には素人判断で無理をせずに、できる範囲で進めていきましょう。

◯ パートナーのスマホとパソコンは調査対象としない

浮気調査を違法行為と見なされないためには、パートナーのスマホとパソコンを調査対象とすることは避けましょう。

スマホとパソコンは決定的な証拠をつかみやすいため、安易に調査の対象にしがちなアイテムです。

不正アクセス禁止法に違反した場合、「3年以下の懲役、または100万円以下の罰金」が課せられるでしょう。

◯ 所有物以外の物にGPSやボイスレコーダーを設置しない

浮気調査に有効なアイテムであるGPSとボイスレコーダーですが、設置する場所には注意が必要です。

相手が設置した機器に気づいてしまうと、最悪の場合、損害賠償を請求される事態にまで発展してしまいます。

また、浮気相手や別居中のパートナーの家に無断で侵入すると、住居侵入罪に問われる恐れもあります。

住居侵入罪に違反した場合には、「3年以下の懲役または、10万円以下の罰金」が課せられるでしょう。

◯ 恋人関係の場合は「尾行」がNG

パートナーと婚姻関係にない場合には、浮気調査の方法にもより制限が設けられてしまいます。

ストーカー禁止法に違反すると、「1年以下の懲役または、100万円以下の罰金」が課せられるでしょう。

ただ、婚姻関係にあるパートナーの浮気調査を行っている場合は、違法行為と見なされる可能性は低くなります。

リスクその3：慰謝料請求や離婚が認めてもらえないリスク

自分で時間をかけて浮気調査を行っても、集めた証拠が法的な根拠を持たないというリスクも考えられます。

証拠の法的根拠が認められないと、慰謝料請求や離婚が困難となることもあるでしょう。

相手に自分の要求を飲ませるためには、「訴訟を起こされるかもしれない」というプレッシャーを与えることが重要となります。

自分でできることを見極める

浮気調査には時間や労力などの大きな負担がかかるものです。

加えて、パートナーの浮気を疑うことで、精神的につらい思いをし続けなければなりません。

多くの苦労をして集めた証拠も、必ず法的根拠を持つとは限らないのです。

浮気調査において最も重要なことは浮気の証拠をつかむことではなく、離婚や慰謝料請求といった目的を果たすことです。

無理して浮気調査を行うことで疲弊してしまっては意味がありません。

自分でできる範囲を見極め、無理をし過ぎないように注意が必要です。

「普段の生活と浮気調査の両立が難しい」という方は自分で浮気の理由と根拠をある程度見つけたら、後は探偵事務所に依頼するという選択も検討してみてください。

リスクその4：自分一人で確認するとトラウマとなる可能性

浮気調査グッズを使用し自分で確認した場合、パートナーと浮気相手がホテルに入っていくところや、性行為中の映像を目の当たりにしたり、自分の悪口を言っているのを実際に聞いたりするかもしれません。

浮気が事実であることを知ったときの精神的ダメージは計り知れないものです。

浮気の事実がトラウマとなり、パートナーの行動に敏感に反応したり、信用できなくなったり、別れることになっても次の恋愛を楽しめなくなったりするかもしれません。

浮気調査を探偵に依頼するメリット

浮気相手の身元調査も依頼できる

探偵に浮気調査を依頼することで、浮気の証拠を押さえるだけでなく、浮気相手の身元を特定することも可能です。浮気相手を特定するメリットとして、以下があげられます。

法に抵触するリスクを抑える

浮気調査はパートナーの言動を調べて浮気の証拠を押さえるため、正しく調査しなければ以下のような法令に抵触する恐れがあります。

個人で浮気調査をする際、法令に抵触する範囲や程度を正しく理解できておらず、調査方法が違法行為に該当してしまうことも少なくありません。

違法行為によって得た浮気の証拠は、証拠として認められない恐れがあるうえ、パートナーに訴えられたり懲役や罰金が科されたりする場合もあります。

探偵は法令を遵守したうえで浮気調査を行うため、リスクなく浮気の証拠を押さえることが可能です。 

時間と労力を削減できる

パートナーに確かな浮気の証拠を提示したり、慰謝料請求や離婚を有利に進めたりするには、特定の相手と性行為に及んでいることを示すデータが必要です。

場合によっては、複数回にわたる浮気調査を行う必要があるうえ、ラブホテルの出入りを記録するために、長時間尾行したり待機したりすることもあります。

浮気調査が露見する可能性を最小限に抑える

浮気調査が露見してしまうと、浮気の証拠を隠滅されるなどの恐れがあります。以下は、探偵による浮気調査は露見するリスクが低いとされている理由です。

浮気調査を依頼する探偵は、パートナーにとって顔の知らない相手です。たとえ顔を見られたとしても、浮気調査されていると気付かれる可能性は低いといえます。

 

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