【探偵直伝】自分で浮気調査するための尾行テクニック
パートナーの行動を調査する尾行は、浮気の事実確認や浮気の証拠を掴むための有効な手段のひとつですが、パートナーに気付かれたり、尾行をして得た証拠が慰謝料請求などに利用できない不十分なものであったりする場合があります。あらかじめ、この記事で紹介する探偵直伝の尾行テクニックや注意点をおさえておき、リスクなく尾行を成功させましょう。
徒歩での尾行
ドラマなどの印象から尾行は一定の距離感でつけていくもの、というイメージを持たれがちです。
尾行をするときには一定の距離感よりも、その場に合わせた適切な距離を保つことが重要となります。
一定の距離を保ち続けると、かえってターゲットから警戒されてしまいます。
人通りや道の広さに合わせて、適切な距離を取りましょう。
ただ、ターゲットから離れすぎてしまうと、見失うリスクが高まることも確かです。
上手く周囲の状況を把握しながら、見失わない距離を見極める能力が求められます。
ターゲットの視界に入らない
ターゲットが振り返る、Uターンするといった予測できない動きをした際に、目が合ってしまう場合があります。
ターゲットの癖を把握したり、視界に入らない位置を歩いたりすることで、こうしたトラブルを回避することができます。
もし目が合ってしまった場合にはターゲットに不自然な印象を与えないよう、立ち止まらずそのまま歩き続けましょう。
小まめに服装を変える
いくら視界に入らないように気をつけるといっても、バスや電車、建物のなかではターゲットの視界に入ってしまうことは避けられません。
小まめに服装を変えることで、パートナーの印象に残らないように工夫してください。
ターゲットに気づかれていない場合でも適切なタイミングで服装を変えることで、怪しまれるリスクを回避します。
リバーシブルのアウターや、簡単につけ外せる眼鏡や帽子などのアイテムであれば、荷物を増やさずに印象を変えることができます。
周囲の人々に溶け込む
ドラマなどで見るようなコソコソと物陰に隠れる尾行の仕方では、ターゲットに警戒されてしまいます。
尾行の際には、堂々とかつ自然なふるまいを心がけてください。
アイテムを活用する
交通系ICカードや自転車は尾行に欠かせないアイテムです。
たとえば、ターゲットが公共交通機関を利用する場合には、交通系ICカードは必須です。
わざわざ切符を購入していたら、ターゲットを見失ってしまいます。
交通系ICカードは必ず用意し、チャージもあらかじめ済ましておいてください。
また、暗い夜道を尾行する際に役立つアイテムが自転車です。
人通りの少ない夜道は、ターゲットが振り返った際に目が合う可能性が高まります。
ただ、警戒して距離を置きすぎると、ターゲットを見失ってしまう恐れがあることも確かです。
自転車を活用すると簡単に距離を縮めることができます。
夜道でもターゲットに警戒されにくく、かつ見失うリスクもない、便利なアイテムです。
車での尾行
車両選び
車で尾行を行う際には、使用する車両選びが重要になってきます。
派手な色や特徴的な車体といった印象に残りやすい車は避けて選びましょう。
探偵社では一般的に、色は目立たない白、車種はワンボックスやセダンなどを使用しています。
とくに、張り込みや撮影が予想される場合には、ワンボックスなどの車種が適切です。
距離感を保つ
徒歩での尾行と同様にターゲットの視界に入らず、かつターゲットを見失わない程度の距離感を保つ必要があります。
車の場合はバックミラーなどで背後の様子を確認できるため、ターゲットに気づかれる可能性が高まります。
事前にミラーの死角となる角度や位置を確認しておきましょう。
距離としては、ターゲットの車の真後ろをつけるのではなく、間に1、2台他の車を挟むことが基本です。
ただ、前のドライバーの判断によって他の車を間に入れてしまったり、信号の変わり際でターゲットが突っ切ったのに、前の車がとまってしまったりといった、ターゲットを見失いやすい状況になることもあります。
車での尾行は徒歩での尾行よりも、その場の状況に合わせた臨機応変の対応が必要となるのです。
信号に気をつける
信号に引っかかっていたら、ターゲットの車を見失ってしまった、なんて事態は避けたいものです。
尾行中は信号に注意しながら、スピードやターゲットとの距離を調節します。
とくに、赤信号でターゲットとの距離が離れてしまいそうな場合には、加速してターゲットの車に追いつく必要があります。
直線的な道であれば、遠くの信号から直近の信号の切り替えを予測することができます。
遠くの信号が赤に変わったら、自分の近くの信号が黄色になる合図です。
調査は2人以上で
車での尾行は必ず2人以上で行います。
目立たない車両を使ったとしても、同じ車がずっと後をついてきていたらターゲットに警戒される恐れがあるでしょう。
2人以上であれば、それぞれ変装をしながら運転手を交替することができるため、ターゲットに尾行を気づかれる可能性が下がります。
また、2人で尾行する場合、助手席に座っている人は徒歩での調査を兼任します。
探偵が尾行を一人で行わない理由
探偵社では基本的に2人以上で尾行を行います。
1人で尾行を行うと、ターゲットに気づかれた際に調査が打ち切りになる、ターゲットを見失いやすくなるといったデメリットが生じます。
2人チームで調査を行うことで、ターゲットに1人が気づかれたとしても、別の調査員で尾行を続けることが可能です。
1人が先回りして写真を押さえるといった連携を取ることもできます。
GPSの利用と尾行
GPSはインターネットやアプリから位置情報を把握できる便利なアイテムです。
ただ、GPSの情報だけでは裁判や慰謝料請求に使える証拠となりません。
そのような証拠を手に入れるためには、尾行など他の浮気調査方法と組み合わせることが前提となります。
GPS調査のメリット
浮気調査にGPSを活用するメリットは、ターゲットを見失うリスクがないということです。
ターゲットの姿が見えなくなったとしても、リアルタイムで位置情報を発信するGPSがあれば、尾行を再開することができます。
尾行で使うカメラの選び方と撮影方法
探偵が使用するカメラ① ビデオカメラ
ビデオカメラは、近年の探偵業界で一眼レフカメラよりも使用率が高いともいわれている有用なアイテムです。
調査中は常にカメラを回しておけるため、貴重な証拠を取り逃す心配もありません。
録画した映像から証拠に必要な部分のみを切り取り、写真化するという方法が一般的です。
一眼レフカメラより映像のブレも少ないため、「後から確認したら顔が判別できなかった」という事態を防ぐこともできます。
バイクや徒歩などの写真が撮影しにくい尾行には最適なアイテムです。
探偵が使用するカメラ② 暗視カメラ
浮気調査では、夜間から朝方までの周囲が暗い時間帯に撮影を行う機会が多くあります。
夜でも明るい繁華街だけが、ターゲットの出入りする場所とは限りません。
夜間の暗い駐車場や路地裏などで、浮気の証拠が撮影できる可能性も十分にあります。
そのため、赤外線を照射して暗闇でもはっきりと撮影できる暗視カメラは浮気調査の必須アイテムになるのです。
探偵が使用するカメラ③ アクションカム
GoProなどのアクションカムは手にすっぽり収まるほどの小型サイズで、ターゲットから気づかれずに至近距離で撮影することが可能です。
リアルタイムの映像をスマホにつなぐ機能を持った機種もあるため、映像を確認しながら撮影することもできます。
「後から確認したら顔が撮れていなかった」といったアクシデントも回避できるでしょう。
ポンと置いておくだけで無人の撮影も可能なアクションカムは、使い勝手の良い便利なアイテムなのです。
個人で尾行する際にカメラの選び方
尾行で使用するカメラは、「ズームができるか」「暗い所で撮影できるか」をポイントに選びましょう。
カメラのズーム機能には、光学ズームとデジタルズームの2種類があります。
光学ズームはデジタルズームと比較すると、拡大処理しても画質が劣化しづらいという特徴があります。
浮気の証拠写真は人物の顔がしっかり判別できるものでなくてはいけません。
拡大しても高画質を維持できる光学ズームで、かつ数値の大きいものを選んでください。
また、先ほども述べたように、浮気調査は暗い時間帯をメインに行います。
赤外線機能がついたカメラであれば、夜間の写真も鮮明に撮影することができます。
写真を撮影するポイント① 顔をしっかり写す
裁判で証拠として認められるためには、撮影した人物の顔がはっきり判別できなければいけません。
ピントがぼけた写真や後ろ姿の写真では、別人だと主張されてしまう恐れがあります。
写真を撮影する際には、まず顔をしっかり写すことを意識してください。
「建物に入っていく後ろ姿しか撮影できなかった」という場合には、必ずターゲットが建物から出てくるのを待って正面からの写真も撮影します。
2枚の写真を照合することで、後ろ姿の人物も同一人物だと主張することができるようになるのです。
写真を撮影するポイント② 撮影場所が分かるように撮る
顔が鮮明に判別できる写真であっても、撮影場所が分からなければ浮気の確かな証拠にはなりません。
顔を写すことばかりに気を取られて、アップの写真ばかり撮ってしまうというケースが初心者には多く見られます。
ラブホテルの看板など、パートナーと浮気相手のいる場所が特定できるようなアイテムも必ず撮影しましょう。
景観に加えて、手をつないだり、腕を組んでいたりといった2人の行動を撮影できると、より有力な証拠となります。
写真を撮影するポイント③ 写真は複数撮影する
浮気の確実な証拠として提出するためには、肉体関係が継続的なものであったことを示さなくてはなりません。
1度だけの不貞行為の証拠では浮気が認められない可能性があるため、上記のような写真を複数回撮影する必要があります。
何度も尾行を行い、証拠写真を入手することが重要なポイントです。
ただ、尾行を行う回数が増えるほど、パートナーに気づかれるリスクも高まります。
パートナーの浮気現場を何度も目撃することで、精神的な負担にもなるでしょう。
自分で調査を続けることが困難だと感じたら、探偵社に相談することも視野に入れてみてください。
写真を撮影するポイント④ 撮影日時の記録をつける
浮気調査で撮影した写真や動画を証拠として示すためには、撮影日時を明確にする必要があります。
尾行の前に必ず、カメラの時間設定を正確な時刻に合わせておいてください。
実際の撮影時刻と写真に表示される時刻が大きく食い違うと、写真の証拠能力を疑われてしまいます。
また、写真に表示された時刻を照合すると、ラブホテルでの滞在時間を確認することも可能です。
通常のデジタルカメラやビデオカメラであれば、撮影した時刻を自動で表示する機能が備わっています。
もし手持ちのカメラに時刻表示機能がついていない場合には、新しいカメラの購入を検討してください。
浮気現場の撮影の流れ
事前調査(行動パターン)
撮影を成功させるためには、入念な事前調査が必要となります。
浮気をしている場所や日時など、パートナーの行動パターンを調査しましょう。
普段の言動から不審な点を探ると、尾行を行う日程を絞り込むことができます。
尾行
パートナーが浮気をする日時を絞り込めたら、尾行を決行します。
尾行はターゲットに警戒されず、かつ見失わない程度の距離を保つことがポイントです。
GPSを尾行に活用すると、見失うリスクを回避することができます。
また、尾行の際にはターゲットに自分だと気づかれない格好をする必要があります。
尾行中は定期的に服装を変えるため、眼鏡や帽子、リバーシブルのアウターといった変装アイテムを持っておくと便利です。
張り込み
ターゲットが浮気現場に到着したら、張り込みを開始します。
まずは建物の出入口を確認してください。
出入口が複数ある場合には、入った時とは別の場所から出てくる可能性があります。
証拠の撮り逃しを防ぐために、プロの探偵は張り込みも複数人で行います。
1人で張り込みを行う場合には、ターゲットの行動を予測して、確実に写真が撮れる場所を見つけましょう。
また、張り込みは長時間に及ぶことがあります。飲食物の準備や暑さ・寒さ対策も重要なポイントです。
撮影
いざ撮影をするタイミングが訪れたら、まず気持ちを落ち着かせ、冷静にシャッターを切れる精神状態を作ります。
浮気の証拠写真はパートナーと浮気相手の顔が判別できることが重要なポイントです。
事前に行動パターンを確認しておくと、焦らず撮影に臨めるでしょう。
証拠写真は1つの現場につき、複数枚必要です。
ターゲットの顔アップはもちろん、周辺の建物も含めた構図などさまざまなパターンを撮影します。
撮影場所別の留意点
ラブホテル
留意点① 移動手段の確認
ラブホテルで撮影をする際には、まず事前にターゲットの移動手段を確認しておいてください。
車や徒歩などの移動手段によっては、張り込みを行う際の段取りが大きく異なります。
- 徒歩の場合:ホテルの出入口からターゲットが出てくる姿を狙って撮影
- 車の場合:ラブホテルの敷地内を歩いている姿から車に乗り込む姿、ラブホテルから車で出発する姿など、複数のシーンを撮影
張り込む位置にも大きく影響するため、必ず移動手段を確認しましょう。
留意点② 撮影を行う位置
次に留意すべきポイントは、撮影を行う位置です。
ラブホテル周辺に張り込む際には、なるべく高い位置から撮影を行います。
一般的にラブホテルでは、出入り口にのれんや高い壁を設けて、周りから見えない工夫を行っています。
低い位置からの撮影では、ラブホテルから出入りする姿を撮影することは困難です。
留意点③ 従業員からの警戒
ラブホテルの敷地内にある駐車場で張り込む際には、従業員に怪しまれてしまう恐れがあることにも留意してください。
ラブホテルでは基本的に駐車場に入った時点で、防犯カメラに監視されています。
長時間駐車場にとまっていると、従業員から立ち退きを求められる場合があります。
2人以上で張り込みを行っている場合は、1人がチェックインして1人が後部座席に身を潜めておく、といった対策が可能です。
浮気相手の家
留意点① 写真の枚数
ラブホテルでの撮影と浮気相手の家での撮影の大きな違いは、撮影する写真の枚数です。
浮気相手の家の場合は、証拠を裏付けるためにより多くの写真が必要になります。
何度も張り込みと撮影を行うため、ターゲットに気づかれたり、周辺の住民に怪しまれたりするリスクが高まります。
とくに、立って張り込みを行う場合には注意が必要です。
周辺の住民に怪しまれ、最悪の場合は警察に通報されてしまいます。
できるだけ人目につかず、警戒されにくい場所を見つけて張り込みを行ってください。
留意点② 浮気相手の家の種類
浮気相手の家がマンションやアパートだった場合、敷地外からでは玄関ドアが見えない可能性があります。
玄関ドアの撮影が不可能な際には、エントランスから出入りする姿を撮影します。
また、マンションやアパートは出入口が複数ある可能性が高いです。
あらかじめ出入口の数を確認しておきましょう。
浮気相手の家が一軒家であった場合にも、マンションやアパートの撮影と同様に玄関から出入りする姿を撮影します。
ただ、住宅街だと家の前面道路が狭い可能性が高く、玄関の正面に張り込むことは困難です。
正面以外から玄関を撮影できる位置を探す必要があります。
自分で尾行する際のよくある失敗とリスク
素人が自分で尾行をする際には、対象者を見失ってしまう、鮮明な写真が撮れなかったなどの失敗がよく見られます。
とくに、対象者から尾行がバレてしまうと浮気調査が困難になるだけではなく、夫婦間の関係まで崩壊してしまう恐れがあるのです。
本記事では自分で尾行をする際に良くある失敗パターンや尾行の際の注意点を解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
尾行のよくある失敗パターン
◯ 尾行がバレてしまう
自分で尾行を行う際に最も危惧すべき失敗は、対象者に尾行がバレることです。
距離を取っての尾行や変装により対象者から気づかれるリスクを下げることはできますが、確実ではありません。
たまたま目が合ってしまうだけでも、尾行がバレる可能性があります。
対象者に尾行がバレると警戒されて調査の難易度が上がったり、証拠を隠滅されたりといったさまざまなトラブルが起こる恐れがあります。
最悪の場合には夫婦間の信頼関係が崩れ、修復できなくなってしまうこともあるでしょう。
◯ 対象者を見失ってしまう
尾行調査に慣れていない素人は、人混みなどで対象者を見失ってしまうリスクが高まります。
よくある失敗として、距離を取りすぎて見失った、気づいたら対象者が店からいなくなっていたなどの例が挙げられます。
一度対象者を見失ってしまうと、その日の尾行は打ち切りになってしまうでしょう。
◯ 仕事を休んで対応しないといけない
パートナーと浮気相手の密会が、必ずしも休日に行われるとは限りません。
仕事などの言い訳がつきやすい平日を選んで密会を行う場合もあります。
そもそもパートナーと自分の休日が合わない場合もあります。
こういったケースでは、尾行のために仕事を休んで対応しなければいけません。
多くの職場では、月に何度も有休を取ることは不可能です。
なかなか調査が進まず、精神的に負担となる可能性もあるでしょう。
◯ 鮮明な写真が撮れない
基本的に尾行の目的はパートナーが浮気をしている証拠写真を撮ることです。
浮気の証拠写真として活用するためには、「場所が分かる」「人物の顔がしっかり判別できる」などの条件をクリアする必要があります。
浮気調査は夜の暗い時間帯に行うことが多いため、専用の機材なしで鮮明な写真を撮ることは困難です。
その他にも、対象者からバレない、周辺の人々から怪しまれない、など気をつけるべきポイントはたくさんあります。
こうした状況下での撮影は、プロのカメラマンであっても至難の業だといえるでしょう。
◯ 通報や職務質問を受ける可能性がある
尾行中はきょろきょろと周りを見まわしたり、対象者の視界から隠れたり、と不審な行動を取りがちです。
近隣の住人から警察に通報されると、職務質問を受ける恐れがあります。
変装やカメラなどの機材を怪しまれてしまうと、事情を話しても納得してもらえない可能性があります。
職務質問が長引くと尾行の再開は不可能です。
最悪の場合には、尾行をしていたパートナーに連絡がいくこともあります。
徒歩の尾行で注意すること
素人が尾行を行う場合には、基本的に自分のパートナーが対象者になります。
そのため、一度でも顔を見られてしまうと尾行に気づかれてしまうというリスクがあります。
たとえ変装したとしても、歩き方や雰囲気まで変えることは不可能です。
尾行中は相手に顔を見られないように十分に注意する必要があります。
ただ、警戒して距離を取り過ぎてしまうと、対象者を見失うリスクが高まることも確かです。
人混みでは見失わないように接近し、人通りが少ない道では距離を取るなど、その場に合わせた臨機応変な対応が求められます。
車の尾行で注意すること
車の尾行は徒歩での尾行と同様に、対象者との適切な距離を保つことに注意が必要です。
ただ、車はバックミラーから後ろの状況をいつでも確認できます。
「同じ車がついてくる」と警戒される可能性は徒歩での尾行よりも高いといえるでしょう。
ただ、距離を取り過ぎると赤信号で自分だけ取り残されてしまうなどのリスクがあることも確かです。
対象者との距離感に加えて、信号の切り替わりにも細心の注意を払ってください。
とくに、浮気相手を尾行する際には気持ちが興奮気味になることがあります。
尾行の成功ももちろん大切ですが、交通ルールはしっかり守って危険な運転は慎みましょう。
違法行為に注意!尾行中に守るべきポイント
一般の人で日本の法律をすべて把握しているという方は少ないでしょう、浮気調査を行う際、知らず知らずのうちに違法行為を行っている可能性があります。
違法行為を行ってしまうと、損害賠償を請求するどころか自分が犯罪者となってしまうのです。
尾行中にやってしまう恐れがある違法行為として、下記のものが挙げられます。
- 浮気相手や別居中のパートナーの自宅、敷地に侵入した(住居侵入罪)
- 浮気相手の車や夫婦の共有財産以外のものにGPSを設置した(プライバシーの侵害)
- GPSを設置する際に対象物に傷をつけた(器物破損罪)
- 車での尾行中にスピード違反や信号無視をした(危険運転罪)
とくに尾行中は気持ちが高ぶって、つい軽率な行動を取ってしまう可能性があるでしょう。
夫婦であってもつきまといや張り込みはストーカー規制法に違反する可能性が十分にあります。
また、2021年にストーカー規制法改正されたことにより、それまで違法とされていなかった共有財産へのGPS設置も違法行為にあたる可能性が高くなりました。
GPSは尾行調査にも有用なアイテムですが、設置の際には注意が必要です。
慰謝料請求で使える探偵の調査報告書とは?
LINEのメッセージだけだと証拠にならない?
浮気相手とのLINEのキャプチャを撮って裁判に臨もうとする方がいらっしゃいますが、肉体関係がはっきり証明できない文字だけでは、裁判で不貞の証拠として認められず、泣き寝入りするというパターンも。
これらは不貞の証拠になりません
裁判で使える調査報告書
離婚や裁判を考えるのであれば、性交渉があったとわかるラブホテルや自宅、相手宅に出入りしている写真や映像が必要になります。
自分で証拠を掴めないの?
不貞の証拠として難しい証拠写真の例
ラブホテル | ・出入りの瞬間の写真が撮れていない ・不倫相手とパートナーの顔がしっかり写っていない ・2〜3時間以上滞在している、という証明ができない |
ビジネスホテル | ・同じ部屋に入っていた、という証明ができない (同じビジネスホテルの宿泊だけでは、別々の部屋に泊まっている可能性) ・数時間のみの滞在である (泊まりであることを証明できると証拠として強い) |
相手の家 | ・2人同時の出入りの瞬間の写真が撮れていない (別々の出入りの場合は証拠として弱くなる可能性有) ・数時間のみ滞在である (泊まりであることを証明できると証拠として強い) ・1回のみ (複数回分の写真があると強い) ・浮気相手の家が事務所も兼ねている場合 (あくまで仕事という主張ができてしまう) |
浮気調査報告書には何が記載されている?
探偵社が作成する浮気調査報告書は、一般的に時系列に沿ったターゲットの行動と撮影した写真が記載されています。
探偵社によっては報告書と併せて動画データなども提出してくれる場合があります。
探偵社が作成する浮気調査報告書は裁判の証拠として利用されることが前提です。
ただ、たとえ探偵社が作成したとしても裁判で信憑性に欠けると判断されれば、浮気の証拠として役に立ちません。
探偵社によっては、報告書のサンプルを事前に確認できる場合があります。
以下では、浮気調査報告書の主な内容を解説していきます。
ターゲットの情報
浮気調査のターゲットである人物の個人情報が記載されます。
具体的には、住所・指名・勤務先などです。
自身のパートナーはもちろん、浮気相手についても調査の過程で判明した情報があれば記載されます。
浮気相手の身元は、慰謝料請求や離婚裁判の際に欠かせない情報です。
調査期間
実際に調査を行っていた期間の年月日が記載されます。
行動記録
探偵は調査を行った日のターゲットの行動を記録しています。
報告書では「何時に、どこで、だれと、何をしていたのか」が実際の写真と併せて細かく記載されるのです。
ターゲットが実際に立ち寄った場所は必ず撮影され、地図と組み合わせて位置情報まで特定されます。
探偵社によっては、写真や動画などの証拠も報告書と一緒に受け取ることができます。
調査員の所見
浮気調査を行った調査員によって「ターゲットが浮気をしているのか」という所見が記載されます。
調査報告書サンプルで判断する
離婚裁判や慰謝料請求の交渉が円滑に進むかどうかは、浮気の証拠である調査報告書の出来によって左右されます。
浮気調査を依頼した探偵社の実力が乏しいと中途半端な調査しかできず、報告書の内容も不十分なものになってしまう恐れがあります。
裁判で証拠とならない報告書としては、写真の画質が悪い、写真や動画の撮影時間が不明といった例が挙げられます。
浮気調査を探偵に依頼するメリット
浮気相手の身元調査も依頼できる
探偵に浮気調査を依頼することで、浮気の証拠を押さえるだけでなく、浮気相手の身元を特定することも可能です。浮気相手を特定するメリットとして、以下があげられます。
- 浮気相手に対して慰謝料を請求できる
- より言い逃れができない確かな浮気の証拠となる
- 浮気相手との接触禁止契約書を締結できる
法に抵触するリスクを抑える
浮気調査はパートナーの言動を調べて浮気の証拠を押さえるため、正しく調査しなければ以下のような法令に抵触する恐れがあります。
- プライバシーの侵害
- ストーカー規制法
- 住居侵入罪
- 迷惑防止条例
個人で浮気調査をする際、法令に抵触する範囲や程度を正しく理解できておらず、調査方法が違法行為に該当してしまうことも少なくありません。
違法行為によって得た浮気の証拠は、証拠として認められない恐れがあるうえ、パートナーに訴えられたり懲役や罰金が科されたりする場合もあります。
探偵は法令を遵守したうえで浮気調査を行うため、リスクなく浮気の証拠を押さえることが可能です。
時間と労力を削減できる
パートナーに確かな浮気の証拠を提示したり、慰謝料請求や離婚を有利に進めたりするには、特定の相手と性行為に及んでいることを示すデータが必要です。
場合によっては、複数回にわたる浮気調査を行う必要があるうえ、ラブホテルの出入りを記録するために、長時間尾行したり待機したりすることもあります。
浮気調査が露見する可能性を最小限に抑える
浮気調査が露見してしまうと、浮気の証拠を隠滅されるなどの恐れがあります。以下は、探偵による浮気調査は露見するリスクが低いとされている理由です。
- 基本的に2人以上で調査するため、気付かれないように対応できる
- 浮気調査に適した調査道具が揃っている
- 露見しない調査方法をはじめとする、ノウハウやスキルがある
浮気調査を依頼する探偵は、パートナーにとって顔の知らない相手です。たとえ顔を見られたとしても、浮気調査されていると気付かれる可能性は低いといえます。
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