結論:人探しの相場はどのくらい?
探偵事務所に人探しを依頼した際の相場は、3万円〜100万円、1週間の場合平均して56万円程度が相場だと言われています。
ただ人探しの場合、相場を見てもあまり参考にはなりません。
その理由は、依頼ごとにの人探しの難易度が異なるためです。
例えば以下のような情報の有無によって、費用が変わってきます。
上記のような要因で、人探しの難易度が大きく変わります。
比較的費用が安く済むケースとして、音信不通となった子供のケースを紹介します。
子供の場合は、「交友関係・職場・以前の住所・家庭」などを知っているケースが多いので、調査は簡単であり費用が安くなります。
一方で、そもそも調査対象者の名前や顔も定かではないケースは難易度が上がります。
例えば、「〇〇で仲良くなった人にもう一度再開してお礼がしたい」「名前がわからないあの人に会いたい」など、抽象度が高い依頼は費用も高額になるので注意しましょう。
人探しの料金体系
探偵事務所に人探しを依頼する場合、3種類の料金体系に分かれます。まずはそれぞれの料金体系の内容やメリット・デメリットを押さえておきましょう。
人探しの主な料金形態は「時間料金型」「パック料金型」「成功報酬型」の3つです。
プラン | 特徴 | メリット | デメリット | こういう方におすすめ |
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時間料金型 | 調査した時間に応じた料金 | 事前に調査対象者の情報がわかれば、素早く調査を終了できる | 調査時間が長引くと割高になる | 調査対象者の居場所や情報に大方予想がついている方 |
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パック料金型 | 調査費用や諸経費を全て含んだ定額料金(例:20時間で〇〇万円) | 調査が長びいても定額以上の追加請求は発生しない | 調査期間が予定より短い場合に割高になる・途中でキャンセルするのが難しい | 事前情報などがなく、調査が長引きそうな場合 |
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成功報酬型 | 調査が成功した時に報酬を支払う(着手金がある場合有り) | 調査が失敗しても、最低限の費用で済む | 割高になる場合がある・「成功」の定義が業者によって曖昧でトラブルになる場合がある | 難しい依頼の場合(ただし注意が必要) |
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時間料金型
人探しは、時間料金型で請求額が決まるのが一般的。これは、探偵が調査する時間に応じて料金が決まっていく制度です。
時間制の人探しは、探す人物がどの程度難しいかや、探し方によって、1時間あたりの料金が異なることがあります。
また、時間制の場合は、例え人探しに成功しなくても料金を返金することがないことが多いため、注意が必要です。
- メリット
事前に浮気現場の情報がわかれば、ピンポイントで調査を終了できる
- デメリット
調査時間が長引くと割高になる
特徴・こんな人におすすめ
- 特徴:調査した時間に応じた料金
- こんな人におすすめ:事前に浮気の場所や日時がわかっているような場合
パック料金型
人探しのパック料金とは、人探しを行うサービスをまとめて購入することでお得になる料金のことです。
パック料金には、探し方や期間・経費・機器使用料などが決まっていることが多いため、時間料金型よりも料金プランが明確なのが特徴です。ただし、パック料金は業者によって異なるため、詳細については業者に確認する必要があります。
- メリット
調査が長びいても定額以上の追加請求は発生しない
- デメリット
調査期間が予定より短い場合に割高になる・途中でキャンセルするのが難しい
特徴・こんな人におすすめ
- 特徴:調査費用や諸経費を全て含んだ定額料金
- こんな人におすすめ:事前情報などがなく、調査が長引きそうな場合
成功報酬型
人探しは、成功報酬型という形で提供されることもあります。
これは、人物を探すのに成功した場合にだけ料金を支払うという形です。
また、成功報酬型は、探しに失敗した場合は料金を返金することがあるので。依頼側にとってリスクが少ないことが特徴です。
調査が長引きそうな場合(情報が全くない・行方不明から時間が経っている)に活用するといいでしょう。
- メリット
調査が失敗しても、最低限の費用で済む
- デメリット
割高になる場合がある・「成功」の定義が業者によって曖昧でトラブルになる場合がある
特徴・こんな人におすすめ
- 特徴:調査が成功した時に報酬を支払う(着手金がある場合有り)
- こんな人におすすめ:難しい依頼の場合(ただし注意が必要)
なるべく人探しの費用を安く抑える方法とは?
人探しの相場は、100万円を超える場合があると説明しましたが、なるべく安く依頼したいですよね。人探しを安く依頼する方法があるの紹介します。
なるべく早く人探しを依頼する
人探しをなるべく早く依頼することで、探す人物を見つける可能性を高められます。
これは、行方が分からなくなってから時間が経つほど、探す人物の移動や住所の変更などがあり、見つけにくくなるからです。
早く依頼することで、探偵事務所にとっても、調査時間や労力を最小限にできるので、料金を抑えることができます。
調査対象者の情報を細かく伝える
探偵に探したい人の情報をより細かく伝えることで、人探しの調査時間を短縮できるので料金を抑えることができます。
探偵に伝えるべき情報は以下の通りです。
調査内容にあった料金プランを選択する
探偵事務所に人探しを依頼する場合「時間料金型」「パック料金型」「成功報酬型」があります。
「時間料金型」は、調査対象者の情報が十分にあり調査に時間が掛からなそうな場合におすすめ。
「パック料金型」は、情報があまりなく調査が長引きそうな場合におすすめです。
「成功報酬型」は、そもそも調査に成功するか分からない難易度の高い調査におすすめです。
複数の探偵事務所に見積もりを出す
人探しを依頼する際には、複数の業者から見積もりを請け負うことをお勧めします。
これにより、料金やサービスの内容、探し方などを比較し、最適な業者を選ぶことができます。
複数の業者から見積もりを依頼する際には、以下を比較するといいでしょう。
複数の業者から見積もりを請け負うことで、よりお得に契約できるでしょう。
人探しを依頼する際の注意点
探偵事務所に人探しを依頼する場合、以下3つの注意点があるので紹介していきます。
①何をすれば成功なのか定義をする
人探しの成功の定義は、探偵事務所によって異なります。
一般的には、探したい人物を見つけることが成功とされますが、その人物と連絡を取ることができる場合や、その人物に関連する情報を提供することができる場合も成功とされます。
依頼者と探偵事務所において成功の定義に認識にずれがあると、トラブルの原因となり得るので、あらかじめ確認しておきましょう。
探偵事務所によって、探したい人物が見つからなかった場合でも、探したい人物に関連する情報を提供することができる場合には成功とされます。特に成功報酬型で契約する場合には注意しましょう。
追加料金がないか契約前に確認する
人探しの料金には、基本料金のほかに、追加料金が発生することがあります。追加料金がないかあらかじめ確認しましょう。
- 調査料金(調査員の人数分人件費×稼働時間など)
- 諸経費(宿泊費・交通費・機材費など)
- 手数料(報告書作成費)
- 延長料金(指定した日時以上の調査をした場合)
追加料金が発生する可能性があることを事前に知っておくことで、予算に余裕を持って探しを依頼することができます。
意図的に行方を消している場合は調査が難しい
調査対象者が意図的に行方をくらましている場合は、探偵の調査が失敗に終わる可能性が高くなります。
というのも対象者が意図的に情報を消したり、遠くに行ってしまっているケースがあるからです。
強い意志で行方をくらましている場合(置き手紙などを残して去ったなど)は、依頼者にはしばらく会いたくないと思っているかもしれません。
このような場合は、調査の成功確率が低いことをあらかじめ把握しておきましょう。
探偵社への依頼から結果報告までの流れ
実際に探偵事務所へ人探しの調査を依頼した場合の流れを確認していきます。- 調査対象者の情報をできるだけ集める
- 無料相談・見積もりを出してもらう
- 実際に契約する
- 調査結果が報告される
調査対象者の情報をできるだけ集める
人探しを成功させるには、依頼者が集めた情報がとても重要です。依頼者が集めるべき調査対象者の情報は以下のようなものです。
- 調査対象者の個人情報(名前・性別・年齢・連絡先・顔写真)
- 調査対象者の身体的特徴(身長・体格・タトゥーや傷・髪型・その他の特徴)
- 調査対象者の友人・家族情報(友人・家族・同級生・同僚など)
- 調査対象者の略歴(出身地・今まで住んでいた場所・地元・働いていた会社など)
- 調査対象者の行動(よく行くお店・よく行く駅・地元など)
探偵は依頼者が提供してくれた情報も参考にして調査をします。調査が成功するか否かは、あなたの情報に左右されると言ってもいいでしょう。
無料相談・見積もりを出してもらう
探偵事務所に人探しを依頼する際は、一社だけではなく複数者に相談・見積もりをしましょう。
基本的にほとんどの探偵事務所では、最初の相談や見積もりは無料です。
一社だけにお願いした場合は、高額な調査料金が請求される可能性も。
また依頼者の中には、調査をする理由や背景を離したくない方もいますが、なるべく全て話すようにしましょう。
というのも探偵社が依頼内容のレベルを誤って見積る可能性があるためです。
探偵事務所は依頼者の相談内容に対して守秘義務があるので、情報の流失を心配する必要はありません。
実際に契約する
実際に見積もり金額に同意したら、探偵事務所と契約をします。契約書にサインする前に確認すべき内容は以下のとおりです。
人探しの依頼は安いものではないので、契約書を全て読み込むようにしましょう。
調査結果が報告される
探偵の調査が終了すると調査結果の報告と支払いがあります。
成功報酬型で契約した場合は、調査結果によって料金の発生有無が決まるので、しっかりと確認しましょう。
探偵事務所の中には、依頼終了後にカウンセラーとの面談等のアフターフォローを実施してくれる場合もあります。
【実例あり】探偵へ人探しを依頼した場合の費用
探偵へ人探しをいたする場合の相場は10万円〜100万円程度と言われていますが、依頼内容によって金額が多きく変わるのであまり参考にはなりません。
ただ、あなたの依頼内容がおおよそ何円程度かかるのか知りたい方もいると思います。
実際の事例や、とある事務所を参考にして人探しの費用を確認しましょう。
探偵事務所の規模別の人探し依頼費用
まずは情報や消息がない人を探す場合の料金を確認します。
事務所の規模 | 調査費用 |
大手事務所 | 50万円〜150万円 |
中堅事務所 | 50万円〜100万円 |
個人事務所 | 30万円〜80万円 |
続いては、ある程度情報がある人を探した場合の料金を見ていきます。
事務所の規模 | 調査費用 |
大手事務所 | 50万円〜100万円 |
中堅事務所 | 50万円〜100万円 |
個人事務所 | 15万円〜1000万円 |
探偵事務所の規模や調査員の稼働人数にもよりますが、おおよそ上記のような費用となっています。
ただここで紹介した人探しの費用はあくまで参考価格ですので、詳しい費用は各探偵事務所で確認しましょう。
人探しの実例とかかった費用
実際にあった事例から、人探しの費用を確認していきます。
実の父の所在探し(調査期間60日/合計60万円)
依頼者が生まれた直後に両親が離婚。依頼者は父親の存在を一切知らずに育つが、親戚の話で父親が健在だと聞く。初めて実の父に会いたいために探偵社へ依頼。
祖父の墓を特定(調査期間30日/合計75万円)
戦時中に亡くなったと聞いていた祖父の墓参りをしたいが、場所がわからない。加えて両親も他界しているので、情報が一切ない。親戚とも付き合いが無く自身で探すのが困難なので探偵事務所に依頼。
兄弟の所在を確認(調査期間20日/合計30万円)
数年前に父親との関係悪化によって家を飛び出た兄だが、それ以降音沙汰がない。最近父親が体調を崩し兄に連絡したいのだが、連絡先を持っていない。今後の関係性も考慮して、探偵事務所に人探しを依頼。
上記のような事例から、あなた自身の依頼の費用は何円程度になりそうなのか参考にしてみてください。