別居相手の住所がわからない場合の対処方法

「住民票の除票」「戸籍の附票」を取り寄せるべき

通常、居住地が変わる場合には、市区町村役場に転出届を提出する必要があります。一時的な別居であれば、その手続きは必要ありませんが、長期的な別居をしている場合は、転出届が出されている可能性が高いです。

そこで、市区町村役場に連絡して、「住民票の除票」と「戸籍の附票」という書類を取り寄せてみましょう。

「住民票の除票」は、転出先の住所が記載されている書類です。一方、「戸籍の附票」は、本籍地で管理されており、住民票の異動の記録がされている書類です。

これらの書類は他人のものを取得することはできませんが、夫婦であれば取得することができる場合があります。具体的な手続きや条件については、市区町村役場に問い合わせると確実です。

閲覧制限がかかっている場合がある

「住民票の除票」と「戸籍の附票」は、相手が閲覧交付制限を設けている場合、自分では取得できません。この制限は、同居時にDVなどが原因で別居状態になっている夫婦によく見られます。ただし、制限がかかっているかどうかは、書面の請求をしないとわからないため、市区町村役場に直接足を運ぶのが手っ取り早い方法です。役場に問い合わせることで、相手の住所を確認することができます。

浮気で別居した相手の住所がわからない場合は探偵に相談しよう

人探しの場合や貸し借りの問題、養育費の滞納など、明確な利用目的がある場合は、住民票の交付請求が認められる可能性が高いです。ただし、各自治体の判断によるため、必ずしも100%認められるわけではありません。

もし交付請求が却下された場合や、住民票が異動せずに引っ越している場合、自分では住民票の記載住所を確認できない遠方の場合、または調査対象者の現在の状況を知りたい場合など、探偵事務所に調査を依頼するケースも増えています。

人探しの目的は、単に居場所を知るだけでなく、現在の状況を把握し、特定の目的を達成したいという場合が一般的です。養育費の支払いや借金の返済、突然の失踪の理由の解明、配偶者との話し合いなど、目的は多岐にわたります。

探偵の役割は、依頼主の目的を達成するためにサポートすることです。住民票だけにとらわれず、本来の目的に立ち返ることが重要です。

人探しには時間がかかる場合がありますので、効率的に結果を出すためにも、まずは探偵事務所に相談してみることをおすすめします。そこで専門家の助けを借りることで、余分な時間や費用を節約できるでしょう。